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■ガーデニングや家庭菜園にとって基礎知識とは何でしょうか。■
わたしはガーデニングも家庭菜園も扱うものが植物である以上、
知っておかなければならない最も重要な事柄は、
根と土の関係を知ることだと思っています。
他のことは全てこれに付随することです。
庭で育てる草花も畑で育てる野菜類も
土中から水と無機質を吸収して太陽の光エネルギーを借りて
空気中の二酸化炭素と根から吸い上げた水とを合成して
炭水化物をつくり出しています。
これを光合成といいます。
中学校の理科の時間に学びましたね。
植物は根の活動が低下してしまうと
光合成も行われなくなり、生命を維持することが出来なくなります。
つまり根の働きを活発化させることが
ガーデニングにおいても家庭菜園おいても最も重要な知識になるのです。
根には主に二つの働きがあります。
その一つは自分の体を支える役割です。
根は土中に触手を伸ばしながら
分岐し土壌をつかみ広がっていきます。
こうすることで植物体はしっかりと支えられ、
丈夫な株に生長します。
俗に言う「根張りのよい株」になるわけです。
もう一つの働きは
土中の水分と養分を吸い上げる働きです。
地上部の葉の枚数が増えるにつれて葉の蒸散量も増し、
地下ではそれに見合う根の量が必要になります。
つまり地上部と地下部とがバランスよく生長しているわけです。
■根毛の働き■
生長している根の先端部(根冠)には
根毛とやばれる
細かな毛のような根が密集しています。
これは根の先端部の表皮が分化したもので、
水分と養分の吸収効率を上げるために、
その表面積を広くしています。
またその細かさが、
土の粒子間に根がもぐりこむことを容易にしています。
根毛の寿命は草花では2〜3日、
樹木では1〜2週間です。
このように寿命が短いため
植物は絶えず新しい根毛を作り出しています。
■根の活動条件■
根が活動していくために必要な条件は
空気、適温、適切な酸度です。
(1)空気
根は私達同様絶えず呼吸しています。
私達が新鮮な空気を好むように根も新鮮な空気を必要としています。
土中の酸素が不足するような事態になると
酸欠になり、養分や水を吸い上げる力が衰え、
やがて死んでしまいます。
よく根腐れという言葉を耳にすると思うのですが、
この根腐れという状態が根が死んでしまった状態です。
根が死んでしまうと植物そのものが活動を停止した状態
つまり枯れるわけです。
水栽培で育成している球根も
水中の酸素が不足しますから、
頻繁に水を取り替えて
酸素のいっぱい含んだ水を
与え続ける必要があるのもそのためです。
(2)土壌の適切な酸度
土壌の酸度[pH(ペーハー)]によっても根の活動
つまり水分と養分の吸収作用は大きく影響されます。
養分が適切に吸収できるのは弱酸性〜中性です。
なぜ土中の酸度が植物の生長にかかわってくるのでしょうか?
植物が生きていくためには
3大栄養素チッソ(N)、リンサン(P)、カリ(K)が
必要不可欠なのですが、
チッソは茎や葉の成長を助け、
リンサンは花や実の形成を促進し、
カリは根の張りを充実させます。
酸性が強くなるとカリの吸収が鈍くなります。
カリの吸収が鈍くなると根が張ることが出来なくなります。
またアルカリ性だと鉄、マンガン、銅などの微量要素が吸収できなくなり、
葉が白くなって、鉄欠乏症を引き起こします。
これをアルカリ障害といいます。
土壌の酸性度が強すぎたりアルカリ度が強すぎると
土中の微生物も生育が出来なくなり、
結局植物には何の利点もなくなります。
ここまで述べただけでも根の住まいである土の大切さが
分かっていただけたと思います。
やはり栽培の基本は土作りですね。
根にとってよい環境でなければ、
いくら肥料を補っても無駄な努力になってしまいます。
この根の働きが分かれば、
それにあった土を作ればよいわけですから、
その土の様態が自然と導き出されてくるというわけです。
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